ジェネリック医薬品活用のお願い
ジェネリック医薬品活用のお願い
(ジェネリック希望シールの貼付について)
日頃から健康保険組合の事業活動へのご理解とご協力をいただきありがとうございます。
さて国は、「経済財政運営と改革の基本方針2017」でうたわれているように2020年(平成32年)9月までにジェネリック医薬品の数量シェアを80%とする目標を掲げています。健保でも、皆様の薬代負担軽減と当健保全体の医療費削減につながることから、ジェネリック医薬品の使用促進に取り組んでいるところです。
ジェネリック医薬品は、以下に説明いたしますように先発医薬品と同等の安全性を有し、かつ医療費削減に効果的であることから、当健保では発行する被保険者証に予めジェネリック希望シールを貼付しています。
皆様にはジェネリック医薬品の使用促進へご理解とご協力をぜひともいただきますようよろしくお願いいたします。
ジェネリック医薬品を希望されない方につきましては、シールは剥がしていただいてかまいません。お手数ですがよろしくお願いいたします。
【安全性について】
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ有効成分を有し、製品の安定性と体内への吸収パターンも先発医薬品と同じであることを確認した上で国が承認したものですから、安全性の心配はまずありません。国も医師や薬局に対してジェネリック医薬品の積極的な活用を働きかけています。
国はジェネリック医薬品の使用促進をはかるため、医師に対して一般名処方(薬の銘柄名ではなく、先発医薬品の有効成分の一般的名称を記載して処方すること)を推奨しています。これに対して医師は、必要と判断した場合には、処方せんに薬品の銘柄名を指定し、「変更不可」欄にチェックを入れることにより、ジェネリック医薬品への変更を認めないことができます。
ですので、医師による銘柄名指定がない場合や、銘柄名指定があっても「変更不可」欄のチェックがない場合には、医師もジェネリック医薬品への変更を特に禁止していないこととなり、薬局は在庫状況や患者の希望等に応じてジェネリック医薬品を処方することができます。
【医療費削減効果について】
ジェネリック医薬品は、必ずしもすべての先発医薬品に存在するわけではありませんが、価格が低く設定されているため(先発医薬品の半額以下になることも少なくありません)、高血圧、高脂血症あるいは糖尿病などで継続的に服薬されている場合や、今現在高価な先発医薬品を服薬されている場合には、皆様にとってもまた健保にとっても薬代の負担がかなり低減されます。
医療費助成等により自己負担額が軽減されている場合は、皆様の薬代低減はわずかなこともありますが、残りの7割以上の医療費を負担する健保や助成費を負担する自治体等を含めた医療費全体を考えれば、やはり大きな削減効果が期待できます。
また65歳以上の前期高齢者の方については、健保は、支出した前期高齢者医療費の約15倍の金額を前期高齢者納付金として国に納めなければなりませんので、少しでもお薬代を抑えていただければ健保の財政は大きく改善します。
問合せ先
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システナ健康保険組合
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以上