HPVワクチンのキャッチアップ接種に係る周知等について
厚生労働省から「HPVワクチンのキャッチアップ接種に係る周知等について」と題する再周知依頼があったので、掲示いたします。
事務連絡
令和6年6月27日
厚生労働省健康・生活衛生局
感染症対策部予防接種課
HPVワクチンのキャッチアップ接種に係る周知等について(再周知依頼)
日頃より予防接種行政について、御理解と御協力を賜り厚く御礼申し上げます。
ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(以下「HPVワクチン」という。)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染を防ぐことで、子宮頸がんの罹患を予防する効果があり、平成25年度から小学校6年~高校1年相当の女子に対して定期接種が実施されています。本ワクチンの定期接種については、平成25年から令和3年の間、HPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組(積極的勧奨)が差し控えられており(※)、この間に接種機会を逃した平成9年度~平成19年度生まれの女性に対し、従来の定期接種の対象年齢を超えて公費による接種(以下「キャッチアップ接種」という。)の機会を提供しているところです。
このキャッチアップ接種の実施期間は、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間としており、今年度は実施期間の最終年度となっております。
また、キャッチアップ接種の対象者は、HPVワクチンを合計3回接種する必要があり、年度内に公費で3回の接種を完了するためには約6か月の期間を要することから、キャッチアップ接種を希望する方においては、遅くとも9月末までに1回目の接種をする必要があります。
これらのことについては、「HPVワクチンのキャッチアップ接種に係る周知等について(依頼)」(令和6年2月13日付け事務連絡。別添参照。)で、周知を依頼したところですが、キャッチアップ接種の対象者に対し、より一層の周知が必要であるため、改めて別紙のリーフレット及びチラシを管下の保険者に周知いただき、キャッチアップ接種の対象者への周知に御活用いただきますようお願いいたします。
(※)接種後に生じうる多様な症状等について十分に情報提供できない状況にあったことから、積極的勧奨を一時的に差し控えていました。令和3年11月の審議会で、安全性について特段の懸念が認められないことが改めて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、積極的勧奨を再開することになりました。
(別紙内訳)
別紙2 9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(キャッチアップ版)」
(参考)
・リーフレットを掲載している厚労省ホームページ「HPVワクチンに関する情報提供資材」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html
・その他の広報資材を掲載している厚労省ホームページ「HPVワクチンに関する広報について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/kouhou.html
本件に関するお問い合わせは以下へお願いいたします。
■HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談
「感染症・予防接種相談窓口」では、HPVワクチンを含む、予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談にお答えします。
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